概要(Overview)
紛争鉱物とは、コンゴ民主共和国やその周辺国など、紛争が発生している国で採掘されているスズ、タンタル、金、タングステンの4つの鉱物を指します。
武装勢力はその地域で生産される鉱物を採掘・流通して確保した資金をもって紛争を続けており、採掘過程で発生する児童労働、強制労働、虐待などの人権問題とともに、環境汚染などの社会問題も引き起こしています。
ECIは、このような人権や社会問題をもたらす紛争鉱物の使用禁止を支持し、関連する法律や規制を遵守するよう努めています。


紛争鉱物に関する方針
- ECIは、武装勢力と関連した紛争鉱物が自社製品に含まれないよう、協力会社に紛争鉱物管理方針を厳守するよう要求しています。
- 01協力会社は、ECIに納入する製品に、コンゴ民主共和国またはその周辺国の武装勢力の資金調達に利用される紛争鉱物が含まれていないことを調査します。
- 02協力会社は、サプライチェーンに紛争鉱物が含まれないよう、すべての製錬所の名称と所在地を把握するために誠意をもって努力しなければなりません。
- 03協力会社は、紛争鉱物報告書の要請を受けた場合、その内容を把握して紛争鉱物報告書を作成し、適時に提出しなければなりません。
- 04協力会社が事実と異なる情報を提供し、またはECIの改善要求に対して是正措置を行わない場合、ECIは当該協力会社との取引を中止することがあります。
紛争鉱物の調達を追跡するプロセス


今後の計画
ECIは紛争地域の武装勢力と関連した鉱物だけでなく、人権侵害、環境破壊などを発生させる非倫理的な鉱物を使用しないように最善を尽くします。
すべてのサプライチェーンがコンフリクト・フリー製錬
所から供給が受けられるように協力し、当社の教育と
RMAP(Responsible Minerals Assurance Process)
への自主的な参加を誘導します。
*RMI(Responsible Minerals Initiative)
: 未認証製錬所を使用した場合、紛争鉱物供給先の変更を要請